タグ: パワー

スバル「WRX STI」米国仕様、2019年モデルでパワーが向上!?(学力、漫才)

米国に導入されて以来、スバル「WRX STI」の最高出力は300hp前後をキープしていた。2000年代初期には世界的に誇れるものだったが、2018年モデルの2.5リッター・ターボチャージド水平対向4気筒エンジンの発揮する最高出力305hp/6,000rpmは、もはや特筆するほどの数値ではない。だが、自動車情報サイト『The Truth About Cars』によれば、もうすぐこれがわずかに向上するらしい。米国道路交通安全局(NHTSA)の届出内容を見ると、2019年モデルのWRX STIは、限定モデルの「WRX STI TYPE RA」と同じ最高出力310hpとなっていることが判明したというのだ。

5万ドル(約540万円)近い価格が付けられた500台限定生産のTYPE RAに、そこまでの金額を払うほどの価値がないと思った人もいるだろう。それより1万ドル以上安い標準モデルのWRX STIも、少なくともパワーの数字は同等になる。現状比5hpアップの310hpは、292hpのフォルクスワーゲン「ゴルフ R」(日本仕様は310ps)や、306hpのホンダ「シビック TYPE R」(日本仕様は320ps)よりは上だが、フォード「フォーカス RS」の350hpにはほど遠い。NHTSAの届出によると、STIでないスバル「WRX」についてはパワーが向上するということは記されていないようだ。

ちなみに日本の読者ならよくご存知の通り、日本仕様のWRX STIは米国仕様より500cc少ない排気量で308ps/6,400rpmとなっている。最大トルクは米国仕様の2.5リッターEJ25型エンジンが40.1kgm/4,000rpmであるのに対し、日本仕様のツインスクロールターボを採用する2.0リッターEJ20型エンジンは43.0kgm/4,400rpmだ。

今となっては5hpの向上を喜ばしく思う気持ちよりも、次世代型WRX STIでは旧いEJシリーズの水平対向4気筒エンジンを捨て、よりモダンでパワフルなエンジンが搭載されることを願うばかりだ。ベースとなっている「インプレッサ」は2016年にフルモデルチェンジしたが、その派生パフォーマンス・モデルは通常、数年遅れてアップデートされる。ついでに次期型には再びハッチバックあるいはワゴンが設定されることも願おう。

By REESE COUNTS
翻訳:日本映像翻訳アカデミー