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『千趣会はカタログ発行4割減で通販不調、110億円の最終赤字』 ~ みんなの感想まとめ

千趣会の2017年12月期における通販事業の売上高は、前期比5.0%減の1012億7900万円だった。カタログ発行部数を約4割減らしたことなどから売り上げが落ち込んだ。

通販事業の営業利益は57億700万円の赤字(前期は2億4000万円の赤字)。販管費削減などに取り組んだものの、売上減少による利益の減少を補いきれなかった。在庫処分によるバーゲンの比率が高まったことなどから売上原価率が上昇。在庫管理方針を明確化したことで商品評価損が増加したことも営業赤字の要因となった。

ブライダル事業などを含む連結売上高は同2.4%減の1259億9900万円、当期純損失は110億9000万円。

通販事業の月次売上高は、8月度と12月度を除いて前年同月比90%台で推移した。

「元祖梅ジャム」70年の歴史に幕、通販で高騰(武内 英樹、姫路城)

 関東の駄菓子屋などで人気を集めてきた梅の花本舗(東京都荒川区)の「元祖梅ジャム」が昨年末、約70年の歴史に幕を下ろした。

 たった一人で作り続けてきた高林博文さん(87)が引退したためだ。鮮烈な酸味が印象的な1個10円の「下町の味」。惜しむ声が広がっている。

 梅ジャムは、戦後の混乱の中から生まれた。1945年12月頃、富山県の疎開先から荒川区に戻った高林さんの前には、空襲による焦土が広がっていた。まだ14歳だったが、家族7人の暮らしを支えるため、魚や野菜を路上で売り歩いた。

 自転車で区内を回るうち、ふと紙芝居屋が多いことに気づいた。集まった子どもたちに煎餅が飛ぶように売れていく。「煎餅につける甘いものがあれば、受けるんじゃないか。弁当に必需品の梅干しを甘くして……」とひらめいた。

 梅干しを煮詰めて甘みや小麦粉を加える。配合を変えては何度も作り直した。47年に16歳で梅ジャムの製造・販売を始めたところ、大当たり。紙芝居屋が減っても、駄菓子屋に置かれるようになった。

 ベビーブームが追い風になり、1970年代からしばらくの間は1日1万5000個を製造。梅肉にこだわり、季節や梅の状態で味付けを微妙に変える。梅を鍋で煮ては練り、1個約30キロのたるを上げ下ろしして作り続けた。

 しかし、平成に入ると駄菓子屋が相次いで姿を消し、需要は先細りに。長年の力仕事がたたり、この5年間で股関節などの手術を繰り返した。心臓発作を抑える薬も手放せない。昨年、「そろそろかな」と言うと、妻の幸江さん(82)は「いいんじゃない。がんばってきたからね」と引退に賛同してくれた。

 長年、梅ジャムを販売してきた荒川区の駄菓子屋・大屋商店には今年に入り、「生産が終了したって本当ですか」「まだ在庫はありますか」という問い合わせが相次ぐ。40個入りの箱ごと買っていく人もいるという。同商店の大屋由紀子さん(49)は「懐かしいお菓子がなくなってしまった」と話す。インターネット上でも「小学生の頃に駄菓子屋で必ず買っていた。受け継がれてほしかった」などの声が広がり、通販サイトでは一時、3倍近い値が付いた。

 高林さんは「今は寂しさも悔いもない。精いっぱいやってきたから。皆さんに人気商品に育てていただいて、感謝しかない」と話した。